建築と設計

泊まれる名作建築・第2弾。吉村順三からTNA、ADXまで世代を横断する

BOUQUET STAYS 編集部·
泊まれる名作建築・第2弾。吉村順三からTNA、ADXまで世代を横断する

名作住宅に「住む」ことは難しい。けれど「泊まる」ことならできる。第2弾となる今回は、1965年から現代まで、三つの世代の建築家の仕事を横断する。設計の年表を旅するような宿選びを。

1965年、吉村順三の海の家

葉山のHAYAMA Funny houseは、建築家・吉村順三が1965年に設計した住宅をリノベーションした一棟貸しだ。海側のテラスに立てば、半世紀以上前にこの建築家が何を見せたかったのかが、説明抜きで伝わってくる。窓の高さ、風の通り、腰掛けたときの視線。写真集では決して届かない部分を体で確かめられるのが、泊まれる建築の醍醐味である。

TNAの回廊、崖の上を歩く

御代田の廊の家はTNAの設計。軽井沢の輪の家の姉妹作にあたり、崖に沿って回廊がめぐる構成がそのまま名前になった。室内にはスタインウェイのピアノが置かれている。建築と音楽を一晩かけて味わう、そんな滞在が成立する稀有な宿だ。

ADXと、展開される良質な設計

北軽井沢のSANU 2nd Home 北軽井沢はADXの設計で、幅7mの大開口が森を一枚の絵のように切り取る。敷地にはバレルサウナ棟も。同じSANUの那須SANU 2nd Home 那須は、白いキャビンに道南杉のバレルサウナという組み合わせだ。一点物ではなく、洗練された設計を各地に展開するという現代的なあり方。1965年の一点物から現代のキャビンまで泊まり比べると、住宅建築の60年が見えてくる。料金は時期で変わるため各ページで確認を。

この記事で紹介した宿

※ 掲載の料金・設備・受け入れ条件は執筆時点(2025.09.17)の参考情報です。最新の内容と空室状況は各物件ページおよび掲載サイトでご確認ください。