建築と設計

建築家が設計した軽井沢の一棟貸し3棟

BOUQUET STAYS 編集部·
建築家が設計した軽井沢の一棟貸し3棟|泊まれる建築

別荘を選ぶとき、間取りや設備の前に「この空間で何を感じるか」で選ぶ人がいる。軽井沢には、建築そのものが滞在の主役になる一棟貸しがある。設計者の意図がはっきり読み取れる3棟を取り上げる。

輪の家は、3層に重なるガラスの箱を森の斜面に据えた住宅だ。天井高は4m。昼は梢を透かした光が床に落ち、夜は照明を落とすと木立の闇がそのまま室内に入り込む。建築賞を複数受けているが、図面の評価より、滞在中ずっと窓の外を見ていたくなることの方が雄弁だと思う。

対照的に明快なのがA-Frame House 南軽井沢。日本でAフレーム住宅を専門に手がける建築家・新川晋悟の設計で、高さ8mのA字の大開口が空間を貫く。三角形の輪郭は写真で見ると奇抜だが、中に入ると視線が自然に頂点へ抜け、4名という規模以上に天井が高く感じる。

WALNUT|GLAMDAY STYLE 山ノ麓は2024年12月の新築。石を積んだ重い壁と吹き抜けの対比で「軽井沢の新築ラグジュアリー」を更新した一棟だ。テラスの風呂、サウナとジャグジー、駅からの送迎やバトラー対応まで揃う。建築の強さと運営の手厚さが両立している点が新しい。

設計で選ぶ、という選び方

この3棟に共通するのは、写真の一枚目で「行きたい理由」が完結していること。逆に言えば、建築で選ぶ宿は現地での体験のブレが小さい。設計者がつくった世界観は、天気や混雑に左右されにくいからだ。

この記事で紹介した宿

※ 掲載の料金・設備・受け入れ条件は執筆時点(2026.02.18)の参考情報です。最新の内容と空室状況は各物件ページおよび掲載サイトでご確認ください。