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三崎に泊まる

BOUQUET STAYS 編集部·
三崎に泊まる|マグロの港町・江戸の蔵・下町情緒を一棟貸しで

観光地というより、現役の港町。三崎の魅力は、つくられた風情ではなく、マグロとともに続いてきた暮らしがそのまま残っていることにある。そして日帰りでは、この町のいちばんいい時間に間に合わない。

朝の港は、泊まった人のもの

三崎の一日は港から始まる。日曜の朝には朝市が立ち、マグロを目当てに早くから人が集まる。港の食堂の朝めしも、市場の活気も、すべて早朝の話だ。都心から日帰りで向かうと、着く頃には町の主役の時間が終わっている。前の晩から港町に泊まっておく——それがこの町の正しい歩き方だと思う。夜のうちに商店街を下見して、翌朝は歩いて港へ出るだけでいい。

江戸の蔵に、自分の鍵をもらう

三浦半島の旅宿 三崎宿は、江戸期の蔵造り商家を再生した宿だ。3棟が港町の中に分かれて建ち、チェックインすると町の路地に自分の家ができる。厚い壁と梁の下で眠り、朝は生活の音で目を覚ます。夜、観光客の引いた商店街を歩いて宿に帰る時間は、ホテル泊ではまず手に入らない。1棟4〜8名で、グループなら棟ごと貸し切れる。

屋上のサウナから城ヶ島大橋を見る

対照的なのが新築のthe View 三浦。ルーフトップにサウナがあり、火照った体で外に出れば城ヶ島大橋と海が広がる。テラスでは海を見ながらBBQ、犬も歓迎で8名まで。古い町並みの中に、新しい過ごし方を持ち込んだ一軒と言える。蔵の宿と屋上サウナの宿、性格は正反対だが、どちらを選んでも朝の港までの距離は変わらない。町の歴史に浸りたいか、海とサウナで過ごしたいか、で選べばいい。

大人数なら、諸磯を拠点に通う手も

10名を超える集まりなら、車で少し北の諸磯にあるMOROISOSOを拠点にして三崎へ通う組み立てもある。18名まで泊まれる220㎡の一軒で、通年の温水プールに薪サウナ、ドッグランや焚き火まで揃う。昼は全員で港町を歩き、夜は貸切のプールサイドに戻る、という二本立てが組める。港町の宿は棟の定員が決まっているから、人数が多い集まりほどこの分担が効いてくる。

連泊がちょうどいい

三崎は一泊でも楽しいが、朝市に合わせるなら二泊が落ち着く。橋を渡って城ヶ島を歩く半日も足せるし、二日目の朝はただ港を眺めて過ごすだけでもいい。予定を詰めるほど、この町の良さからは遠ざかる。料金は時期で変動するので、日程を決めたら各宿のページで確認を。秋から冬の三崎は空気が澄んで、海の色が濃くなる。

この記事で紹介した宿

※ 掲載の料金・設備・受け入れ条件は執筆時点(2025.10.15)の参考情報です。最新の内容と空室状況は各物件ページおよび掲載サイトでご確認ください。