建築と設計
鎌倉で古民家を一棟貸し切る

「歴史的建造物に泊まる」と言っても、博物館のように眺めるのと、一棟を借りて暮らすように過ごすのは別物だ。鎌倉には、三百年の屋敷を丸ごと貸し切れる稀な一棟がある。
甘糟屋敷は1708年の建造。長屋門をくぐると千坪の日本庭園が広がり、母屋に8名まで泊まれる。築三百年の梁や建具に囲まれて夜を過ごす体験は、新築の宿では決して得られない。
この屋敷の面白さは、ただ古いだけではないところにある。出張シェフを招いて庭を眺めながら食事をしたり、5〜6月には梅もぎを体験できたりと、屋敷の時間を使った過ごし方が用意されている。建物が舞台で、滞在が物語になる。
立地は鎌倉・大船。北鎌倉や鎌倉中心部への動線もよく、古都の散策と組み合わせやすい。文化財級の空間で過ごす一夜は、記念日や特別な集まりにこそ向いている。
「保存された建物」ではなく「使える屋敷」
歴史的建造物の一棟貸しは数が少なく、予約も埋まりやすい。気になる日程があれば、早めに掲載サイトで空室と条件を確認しておきたい。
この記事で紹介した宿
※ 掲載の料金・設備・受け入れ条件は執筆時点(2026.05.21)の参考情報です。最新の内容と空室状況は各物件ページおよび掲載サイトでご確認ください。

