建築と設計
古民家一棟貸しの名宿。築100年の家から1708年の屋敷まで5選

新築のヴィラにはない時間の厚みを求めるなら、古民家の一棟貸しへ。ただし「古民家」と一括りにするには幅が広すぎる。1708年の屋敷、江戸期の蔵、築100年の日本家屋。年代も成り立ちも違う5軒を並べてみる。
1708年建造、屋敷を預かる一晩
鎌倉の甘糟屋敷は1708年の建造。300年を超える建物と千坪の庭園が、8名までの一組のためだけに開かれる。宿に泊まるというより「屋敷を預かる」感覚に近い。庭を歩くだけで午前中が終わる。そういう時間の使い方が、ここでは正解だ。
江戸期の蔵、海まで30秒の家
三浦の三浦半島の旅宿 三崎宿は江戸期の蔵を再生した宿で、3棟に分かれて泊まる分散型。蔵特有の重厚な空気ごと味わえる。鎌倉・材木座の琥珀 -AMBER-は築100年の古民家に30畳の和モダン空間を仕立て、海までは30秒。葉山のNowhere but Hayamaも築100年の日本家屋で、御用邸の隣という立地からやはり30秒で海に出られる。古い家と海の相性の良さは、縁側で潮の匂いを感じた瞬間にわかる。
どの宿も建物の来歴が違えば、間取りも設備の考え方も違う。新しい宿のような均質さを期待するのではなく、その家の癖ごと楽しむ構えで行きたい。
古民家×サウナという進化系
古民家は保存だけの対象ではない。鎌倉・長谷のAKAMA鎌倉は古民家にバレルサウナとバーを組み合わせ、1日1組で貸し切る。伝統建築の懐の深さは、新しい遊びを受け止める余白の広さでもある。料金や設備の詳細は宿ごとに大きく異なるため、各物件ページで確かめてほしい。
この記事で紹介した宿
♡琥珀 -AMBER-
Kohaku Amber
♡AKAMA鎌倉
Akama Kamakura
♡三浦半島の旅宿 三崎宿
Misaki Juku
♡Nowhere but Hayama
Nowhere but Hayama
♡甘糟屋敷
Amakasu Residence
※ 掲載の料金・設備・受け入れ条件は執筆時点(2025.10.01)の参考情報です。最新の内容と空室状況は各物件ページおよび掲載サイトでご確認ください。
