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一棟貸しはふたりでも贅沢じゃない。2人にちょうどいい宿の探し方

BOUQUET STAYS 編集部·
一棟貸しはふたりでも贅沢じゃない。2人にちょうどいい宿の探し方

一棟貸しは大人数で割ってこそ、という常識は半分しか正しくない。定員より少ない人数で泊まる余白こそ贅沢だと考える宿が、確かに存在する。ふたり旅を前提に設計された、あるいはふたりで借りるのが正解の宿を集めた。

象徴的なのが葉山のTHE HOUSEだ。定員は4名だが、宿自身が推奨するのは2名。海に面した一軒を、ビューバス付きで1日1組だけに開く。2名6万円前後からという料金は、都心のラグジュアリーホテルと比べても検討に値する水準だろう。大人数用の宿を無理に2人で借りるのではなく、最初から2人のために設計された一棟貸しがある。まずこの事実を知っておくと、探し方が変わる。

定員4名の建築は、ふたりで借りると化ける

軽井沢の建築家住宅にも、ふたり向きの名作が多い。TNA設計の廊の家は定員4名で¥58,905〜。御代田の崖に沿って回廊がめぐる構成は、人数が少ないほど空間の輪郭がくっきりと立ち上がる。新川晋悟が設計したA-Frame House 南軽井沢も4名定員で¥50,000〜。高さ8mのA字の大開口を、ふたりで静かに眺める時間は、この宿のいちばん正しい使い方だと思う。参考料金ベースなら1人あたり2.5万〜3万円ほど。建築を一晩独占する対価としては、むしろ安いくらいだ。

気軽な2人と、特別な2人

肩の力を抜いた週末なら、北軽井沢や那須に展開するSANUのSANU 2nd Home 那須のような2〜4名向けキャビンが使いやすい。道南杉のバレルサウナが付き、自然の中に2人でこもる小旅行にちょうどいい。逆に記念日なら、鎌倉の由比浜 千世のような宿を広さごと借りる手がある。檜の半露天に炭酸泉、屋久杉の設え、そして1日1組。定員は8名までだが、この静けさを2人で使い切る夜は、人数の損得勘定を超えた体験になる。ふたり旅の宿選びは、割り算ではなく引き算で考えたい。

この記事で紹介した宿

※ 掲載の料金・設備・受け入れ条件は執筆時点(2026.04.01)の参考情報です。最新の内容と空室状況は各物件ページおよび掲載サイトでご確認ください。